2022年1月2日日曜日

 昨年末は人生で初めて1週間の入院生活を経験した。

痛みと戦い、毎日涙した。

そして白衣の天使って本当に存在するんだなと

看護師の方の優しさにも触れた。

家族や友人、職場のスタッフにも支えられ、仕事復帰をする事ができた。

いつもはリハビリテーションを行う側であるが、健康でなければ仕事はできないなと改めて感じた。

病院の外に出て空気を吸えたり、日光に当たることをご利用者様が喜ばれる気持ちが体感できた。

ベッドで寝たきりの状態から少しずつ動ける喜び。

自分で自分の身の回りの事ができる喜び。

当たり前の事が当たり前にできる喜び。

辛かった分、たくさんの喜びを味わった。

この経験を無駄にせず、自分の体を大事にしながら、

ご利用者さまに寄り添える作業療法士になりたいと改めて思った。





蝋梅

 通所利用者でお花好きな方に、祖母の庭に咲いた素心蝋梅の話をした。

すると、素心蝋梅を庭に植えたいが、何度種をまいても芽が出ない…と言われた。

その話を別の花好きの通所利用者にすると、自分の庭に落ちた素心蝋梅の種を持ってきてくださった。

その種を困っていた利用者に、植え方や時期をワードで作成したものを印刷し、種と共にお渡しすると、大喜びされた。

好きな物が繋がる、作業の連鎖。好循環。

このような出来事に触れると、作業療法を好きだなと感じる。

これからも好きを大切に、過ごして行きたい。